Re:ステージが魅せる未来へのReflection──【リステ3rdライブ・Re:ステージ!PRISM☆LIVE!3rd STAGE~Reflection~】感想
はじめに
2019年11月17日、大宮ソニックシティにて開催された「Re:ステージ!PRISM☆LIVE!3rd STAGE~Reflection~」に昼夜参加してきた。
- はじめに
- 昼の部
- 1. Don't think, スマイル!! / KiRaRe
- 2. Yes we are!!! / オルタンシア
- 3. 境界線 / テトラルキア
- 4. Lumiere / トロワアンジュ
- 5. Like the sun, Like the Moon / ステラマリス
- 6. ミライKeyノート / 式宮舞菜,月坂紗由 (※以下からメドレーパート、1番のみ歌唱)
- 7. ク・ルリラビー / 柊かえ&本城香澄 8. キライキライCЯY / 市杵島瑞葉&長谷川みい
- 9. 惑わしラプソディ / 一条瑠夏
- 11. Glory Star / 岬珊瑚
- 12. 優しい風 / 白鳥天葉
- 15. ひと夜ひと夜にひとりごと / 市杵島瑞葉
- 16. ガジェットはプリンセス / 柊かえ
- 17. ステレオライフ / 式宮舞菜,月坂紗由
- 18. せーので跳べって言ってんの! / 本城香澄 (※ここでメドレー終了・以下からフル尺)
- 19. InFiction / ステラマリス
- 20. Silent Dystopia / トロワアンジュ
- 21. Ambitious Pieces / テトラルキア
- 22. ハッピータイフーン / KiRaRe
- 23. Dears /トロワアンジュ
- 24. カナリア / テトラルキア
- 25. Purple Rays / オルタンシア
- 26. Brilliant Wings / ステラマリス
- 27. OvertuRe: / KiRaRe
- EN1. 367Days / KiRaRe
- EN2. 憧れFuture Sign / 全員
- 夜の部
- 1. Stage of Star / ステラマリス
- 2. リメンバーズ / KiRaRe
- 3. 君とインフィニティ / オルタンシア
- 4. Heroic Spark / テトラルキア
- 5. STORIA / トロワアンジュ
- 6. Winter Jewels / 舞菜、紫、かえ、ハク、紗由、珊瑚(※投票により選出されたスペシャルユニット)
- 7. Desert Black Flower / 式宮碧音(※以下からメドレーパート、1番のみ歌唱)
- 11. T.A.I.YOU / 南風野朱莉
- 12. アイノウ・アイノウ
- 15. ミライKeyノート / ここぱんな
- 16. For you!! For みい!! / 長谷川みい(※ここでメドレー終了・以外からフル尺)
- 17. 月影のトロイメライ / トロワアンジュ
- 18. Seventeen Feels / テトラルキア
- 19. Time and Space / ステラマリス
- 20. 宣誓センセーション / KiRaRe
- 21. Sinfonia /トロワアンジュ
- 22. Fearless Girl / テトラルキア
- 23. 恋はフュージョン/ ステラマリス
- 24. キラメキFuture / KiRaRe
- 25. Dear マイフレンド / オルタンシア
- EN1. Don’t think, スマイル!! / KiRaRe
- EN2. ハッピータイフーン / 全員
- ライブを終えて───総括
- 最後に
今年の7月から始まったTVアニメ「Re:ステージ!ドリームデイズ♪」。コンテンツとしてひとつの集大成であったアニメが終わりを迎え、勢いそのままに開催されたのが今回の「Re:ステージ!PRISM☆LIVE!3rd STAGE~Reflection~」だ。
今回の3rdライブ、MCがアンコールまで一切なかった。そして、驚くべきはその曲数。
時間にして1公演約2時間弱。その中で披露された楽曲数は昼29曲、夜27曲。昼夜合わせると全56曲という驚愕の曲数を叩き出し、それも、ほぼ被り無しのセトリをノンストップで駆け抜けてみせた。
また、アニメの集大成という要素も要所に散りばめられており、新たなリステージのライブを感じさせるものにもなっていた。
アニメ化を経て更に盛り上がりを見せるリステージ。
その勢いをそのまま体現するかのようなとんでもない熱量を持ったライブになっていたように思う。
以下から印象に残った曲などをセトリに沿って振り返っていこうと思う。(以下から思いの外長くなってしまったので、総括まで読み飛ばしてもらって構いません。)
セットリストはこちらから。
ちなみにセトリに関してだが、昼夜でほぼ被りなし、昼がアニメ曲中心、夜が既存曲中心のセットリストであることが事前に告知されていた。
現在「PRISM☆LIVE! 3rd STAGE」の昼の部チケット優先購入お申し込みの受付中ですが、昼夜のお申し込みを迷っている方、あの曲を聴きたい!という想いをお持ちの方の為に、ネタバレにならない程度にセトリの傾向をお伝えしようと思います!(PC椿本)#リステ #リステDD #リステップ pic.twitter.com/85doYM7UX8
— Re:ステージ!公式 (@rst_project) 2019年10月9日
昼の部
1. Don't think, スマイル!! / KiRaRe
開幕はこの曲しかないだろう。アニメのOPである「Don't think, スマイル!!」により3rdライブが開幕。
バックにはOP映像が流れており、早速アニメ後のライブという新たなリステージのライブを感じることとなった。
1番Aパートの月坂紗由ちゃんが萌えなんだよなぁ…とウンウン頷きながらアニメ映像を見てニヤついていたら無事KiRaReのステージングを見逃してしまった為、ほとんど記憶に残っていない。はしゃぎすぎてよそ見をしたり…きまぐれ…。
Cパートの「旅の途中降りるのも間違いじゃない」の鬼頭さんの歌い方がとても良かったです。ラスサビ頭に2度あるブレイクが気持ちいい。
2. Yes we are!!! / オルタンシア
続いてこちらもアニメ楽曲、映像あり。
アニメのオルタンシアを象徴するこの楽曲を「Don't think, スマイル!!」から続けてきたので、事前に告知されていたように昼はアニメ楽曲中心なんだなぁみたいなことを思った。まあ次の曲でそれは裏切られることになるのですが…。
「We Are!」「All Right!」のコールが綺麗に決まっていたので、みんなリステDD見てるんだな…と2曲目にして感じることができた。「そういつかは「二人」が「みんな」に変わるよ」という歌詞の通り、アニメによって広がったオルタンシアの世界を感じられ、この曲はここで初めて完成したのだろうと思った。
3. 境界線 / テトラルキア
3rdライブ初のなんでやねんポイント。
余りに予想外の選曲で、いや、昼はアニメ楽曲中心ちゃうんか〜〜い!と横転した。というかテトラが一曲目で境界線歌ったの初では?それはそうと境界線は神。サビの時計の針を表現したような振りが良い。あと落ちサビ、良いよね…。
4. Lumiere / トロワアンジュ
なんでやねんポイントその2。
1〜2曲目がアニメ曲だったのでアニメで披露した「エンゼルランプ 」だろうなぁという予想は2秒で消し飛び、同時にこうなるといよいよ何が来るか予想出来ないな…と覚悟し始めたのもこの辺り。
ツアーでも聴いた曲だが、ハマりが格段に上手くなっててどうした?となった。私が見てない間に急激に伸びるのは勘弁して頂きたい。びっくりしちゃうので。
どうでもいいが歌い出しの日岡なつみさんの声を聞いた瞬間に頭を抱えてしまう病気にかかっている為、未だに歌い出しの表情を一度も見たことがない説がある。円盤が出たらしっかり見させて頂きたいと思います。
5. Like the sun, Like the Moon / ステラマリス
本日の1st俊龍。
1stブロックの最後、イントロの俊龍サウンドと共にステラマリスの3人がせり上がってくる演出、キマり過ぎてません?
個人的にステラマリスの1曲目はBrilliant Wingsだと勝手に予想していたので、ここでも予想を外し、この辺りから考えるのやめた。ここでもアニメ映像を流しながらの歌唱で、王者・ステラマリスの貫禄がより強化されていて完全に圧倒されてしまった。
どうでも良い話だが、開演前に「Like the 俊, Like the 龍!」とか言ってゲラゲラ笑っていたら終演後に伊藤翼さんが同様のことをおっしゃっていて無事解釈一致(?)した。こいつ、どうでもいいことしか言ってないな。
6. ミライKeyノート / 式宮舞菜,月坂紗由 (※以下からメドレーパート、1番のみ歌唱)
このミライKeyノートという曲は、リステDD序盤において最もと言っていいほど重要な一曲であり、今回のライブで一体どのような使われ方をするのかというのは個人的に注目のポイントだった。
ここで採用されたのはリステDD1話、2話で披露されたまなさゆVerのミライKeyノート。1話、2話ではKiRaReのメンバーを結びつけるきっかけとなり、また、この曲をきっかけにKiRaReの"Re"の物語が動き出した、謂わばKiRaReの始まりの曲であり、そういったストーリーを含めてメドレーの始まりとして抜群に作用していたように思う。振りもアニメと同じものになっていてあっぱれ。ただ、重要な曲だっただけにフルで聴きたかったというのが本音だったりもする。
7. ク・ルリラビー / 柊かえ&本城香澄 8. キライキライCЯY / 市杵島瑞葉&長谷川みい
ミライKeyノートから3曲続けてのデュエット曲。
この2曲、アニメの挿入歌としても使われており、アニメ中心のセトリだ…となった。ク・ルリラビーは割と不意打ちだったのでかなりデカイ声が出た。1番2番でパート担当がしっかり分けられている曲なのでショート尺だと少し物足りなく感じつつも、笑顔でフリコピを決めた。
余談ですが、2番の立花芽恵夢さんの体幹が凄いので詳しくは2ndライブのBDを見てください。
9. 惑わしラプソディ / 一条瑠夏
ここからソロ曲パートになる。
メドレーに入ってユニット曲かつアニメ楽曲が続いた為、アニメの流れを汲んだメドレーなのか?と思っていたのだが、完全に意表を突かれる形となった。この曲がここに来た時点でソロ曲が続くんだろうと察した。
正直全く予想してなかった為、驚いた記憶ばかり残っている。
※ソロ曲は今回ほぼショート尺であり、各ユニットのワンマンで聴けるだろうことが予想出来るので、今回は一部割愛します。
11. Glory Star / 岬珊瑚
岬珊瑚ちゃん、アニメで本当に人気になったよな。まあ私もその1人なのですが…。
アニメではKiRaRe(特に紗由)との掛け合いが多くあり、刺々しい言動とは裏腹にコミカルな演出によりステラマリスの中でもキャッチーで親しみやすいキャラクターとして描かれていた。最終回ではKiRaReのステージを前に席を離れようとした観客を引き止めるなど大活躍を見せ、多くのファンに愛されるキャラクターになっていたように思う。
今回のライブではそんなアニメの勢いを受けて岬珊瑚役田中あいみさんに注目していたオタクも多かったのではないだろうか。そんなこともあってかこの曲を披露してくれて嬉しかった。普段はコミカルなキャラクターだが、歌うとちゃんとステラマリスなの良過ぎるだろうがよ。アニメでも少し描かれていたが、岬珊瑚ちゃんのバックボーンを知った上で聴くGlory Starめちゃくちゃ良いんだよな。
可愛くて真っ直ぐな歌声、パフォーマンス、見事でした。曲が始まるときに正面指差すやつ最高だったな…。ウラハラギャップにクラクラするでしょ?←めっちゃした。
12. 優しい風 / 白鳥天葉
優しい風、優しい風だったな…。
これは私が個人的に日岡なつみさんが好きなだけなのだが、やっぱりフルで聴いた上でちょっとお話も聞きたかったなと思ったのは内緒。
15. ひと夜ひと夜にひとりごと / 市杵島瑞葉
この和風シティ・ポップ感、良過ぎる。無限にクネクネしていた記憶しかない。Cのラップパートが聞けなかったのは残念。
16. ガジェットはプリンセス / 柊かえ
sasakure.UKさんによるkawaii future bass、最高…。
曲自体がまずめちゃくちゃに良いんだけど、立花芽恵夢さんのダンスがとにかく凄い。ガジェットはプリンセス、絶対ダンス凄いだろうことはなんとなく理解していたのだが、立花芽恵夢さんのダンス、マジで凄かった。2ndはク・ルリラビーで度肝を抜かされ、今回はガジェットはプリンセスで再び度肝を抜かされてしまった。アウトロ辺りで少し息切れを起こしていたのが分かったのだが、その感じがまたかえっぽくて好ましい。
っていうかこの曲フルで歌えるのか?フルで見たいな…(n回目)
17. ステレオライフ / 式宮舞菜,月坂紗由
再びまなさゆVer。
舞菜が紗由に手を引かれステージに立った2話・ミライKeyノートと、紗由が舞菜に手を引かれステージに立った9話・ステレオライフはどちらも同じステージなんだよな。まなさゆVerを1度ミライKeyノートでやっていたからこそ、ここのステレオライフがグッと来るものになっていたと思うし、そんなアニメのストーリーと2人の成長を想起させるセトリ構成には脱帽せざるを得ない。
ただ、これは欲張りかもしれないが、アニメの流れを汲むならこの間にキラメキFutureが欲しかったな…あとフルで…(n回目)
18. せーので跳べって言ってんの! / 本城香澄 (※ここでメドレー終了・以下からフル尺)
せーので跳べって言ってんの!→模型!(マサイ)
めちゃくちゃ盛り上がってた、というか昼夜合わせて一番盛り上がってたかもしれない。
でもメドレーだし1番だけか〜なんて思ってたら2番に突入して横転。オリンピックにピクニック行けて良かった〜。
2番に入ったところで歓声が上がったのには笑ったが、セトリを考えた人はニヤニヤが止まらなかったことだろう。ハッピーなサプライズをありがとうございます。
厳重なレギュレーションや、ライブ後のお気持ち表明等で騒がしい最近の2次元アイドルコンテンツ業界だが、ここではそんなこと関係なし。全オタクが猿の如く飛び跳ねる。良い曲を生のパフォーマンス、生バンドで披露して、それらを受けて、声出して、飛び跳ねて、全身で楽しめるという音楽ライブ本来のプリミティブな楽しみ方が出来るというのもリステライブの魅力だと思っていて、この曲はそんなリステライブの魅力を存分に感じられた。
また、ソロ曲の最後をフル尺でかつ、盛り上がるこの曲にしたことで、流れを切ることなくメドレーパートを締めることに成功しており、見事な構成だった。
19. InFiction / ステラマリス
この曲、特にイントロアウトロが良い曲だと思っていて、それを踏まえてソロ曲からユニット曲へと繋ぐ曲としてこの曲をここに入れたのだとしたら本当に良く考えられているなぁと思う。
イントロからサビに向けて少しずつ盛り上がっていってサビでユニゾンするの、良いよね…。
これはこのライブと関係のない話ですが、ワンマンでは是非InFictionからStage of Starに繋いでください。(Q.E.D.信者)
確かここから各ユニット衣装チェンジで新衣装。衣装については言語化するのが困難なので省略しますが、今回の新衣装の中だとステラマリスが1番好きでした。
20. Silent Dystopia / トロワアンジュ
トロワアンジュの新衣装は黒を基調としたものだったので黒トロワを引っ提げたこの曲にピッタリ。
Lumiere、優しい風から一転、攻撃的なパフォーマンスに圧倒された。
前回のツアーでは圧倒され過ぎて1ミリも体を動かすことすら出来なかったので、今回はそこそこ戦えたと思う。(何と?)
ちなみにこの曲に関する考察を以前書いたので是非↓
21. Ambitious Pieces / テトラルキア
すみません、全く記憶にないので割愛します。聞き込みが足りてなかったので反省です。
22. ハッピータイフーン / KiRaRe
いや〜〜〜生バンのハッピータイフーン、良………。
前回のツアーで散々見たので、フォーメーションを見た瞬間にこれハッピータイフーンだ!!!!つって騒いでた。
個人的にはこの曲に関しては小さい箱で一体になれたオルスタの方が楽しめたかな…とは思うものの、生バンドでのワウギターやベースが最高に気持ち良かった。
23. Dears /トロワアンジュ
Lumiere、Silent Dystopiaとはそこそこ戦えたが、この曲で本日も無事トロワアンジュに一生勝てないとなった。
Lumiereでも書いたが、トロワアンジュのパフォーマンスが格段に良くなってるのなんなんだ。急に伸びるのやめろって言ったよな 。
曲冒頭、センターに1人佇む日岡なつみさんの元に2人が歩み寄っていくところや、サビで後方から前方に向かって歩み寄っていくところ、Cパートで座りながら歌うところから、センターの日岡なつみさんが他2人に支えられながら立ち上がるところが印象的で、全体的に誰かが誰かに寄り添うという形の振りが多かったように思う。Dears…のテーマ「博愛」を意識したものだろうか。と思ったら「花嫁」がイメージだったらしい。マイクに花束が付いてたのも印象的だったがそれもそこからくるものだろう。
あと表情が良かった。慈愛の表情。
余談だが、歌い出しの阿部里果さんの声がデカ過ぎて、大宮から日本海まで吹き飛ばされてしまった。
24. カナリア / テトラルキア
心の声で叫べ。叫びました。
この曲、BPM300近くあるの笑っちゃうんだよな。Aパートの高速クラップ、普通に無理でしょ。曲終わりの拍手より数段早いからな。でも楽しいからやっちゃうんですよね。分かる。
ちなみに、カナリアはアニメの挿入歌としてテトラルキアの登場と共に使われた曲で、ここからラストに向けてまたアニメへと焦点を戻していくような構成になっている…はず。
ところで、アニメのカナリアの入り、テトラルキアがコントしたところに入ってくるのめちゃくちゃ面白くないですか?
25. Purple Rays / オルタンシア
同じくアニメの挿入歌としても使われた曲。第6話だったかな。アニメでPurple Raysのイントロが流れたときめちゃくちゃ嬉しかったなぁみたいなことを思い出して感情になった。
Cパートの「一瞬で世界が二人だけのステージへと変わっていく」はオルタンシアにしか歌えないよなぁ…最高な瞬間をホンマ、ありがとうな…
26. Brilliant Wings / ステラマリス
アニメ第1話、スクリーンの向こう側にて流れ、何も知らないアニメ視聴者に強烈な印象を与えたであろうこの曲、てっきり頭で歌うのかと思っていたがここだったか。
この曲はいわばアニメにおいてスクリーンの向こう側、雲の上の存在であるステラマリスの象徴であり、それをこのラストスパート、しかもKiRaReの前にぶつけてくる構成には唸らざるを得ない。スクリーンの向こう側にいたステラマリスは今私達の目の前にいて、KiRaReもまた12話を経て雲の上の存在だったステラマリスと並び立ったんだよな…
アニメ最終回ではステラマリスのステージの後にステラマリスコールが鳴り響いた(正しくはLike tee Sun, Like the Moon)けど、なかったですね。いや、本来あってはいけないのだが。アニメの客、態度が悪いな。
27. OvertuRe: / KiRaRe
となると、次はこの曲しかないわけで…。
アニメを見て今日来たオタクは絶叫だったことだろう。イントロが流れた瞬間、式宮碧音ばりに「この曲…!」となったし、開幕の手を繋いで星を作るところが完全再現されてて最高…。
アニメ映像を流しながらアニメの振り付けを踊るの、シンプルだが最高の演出過ぎる。全コンテンツやった方が良い。
アニメ映像だと歌唱中にモノローグが入るんだけど、リアルのライブの後ろでその映像を流されるととてもグッと来た。それぞれの様々な想いや軌跡があって、今日このステージがあるんだな…と。
この曲の最後にミライKeyノートの振りが入ってるのもとっても良くて、それも合わせて最後のフレーズ「キミと出会い動き出したRe:ステージ!」でライブを締めるのが余りにもTRUE END過ぎて感涙してしまった。
ここで一旦ライブを締め、3rdライブの円盤化と各ユニットのワンマンライブが告知された。
ここまでMCどころか水を飲む時間すら無し、密度が凄い。
そしてアンコールへ。
EN1. 367Days / KiRaRe
ぜ、絶叫〜〜〜〜〜!!!!!!!!
アンコールを挟んでからのこれ、完全にアニメ最終話なんだよな。ラスサビのドラムが天才、あそこの幸福感ヤバい。
個人的な話だが、この曲は2ndライブでアニメ化が発表された後にサプライズで披露された曲で、その思い出が余りにも強く2ndライブ専用曲みたいな印象がどうしてもあったので、アニメを経てこういう使い方をしてくれたのがとても嬉しかった。忘れられない1日また咲いたよ…。
アニメ化という1つの夢を叶え、駆け抜けたKiRaRe。しかし、ここで終わりではなく「今ここがあの日夢見たスタートライン」であるということを改めて示してみせた。終わりはそう今始まりへと変わるんだよな…。
EN2. 憧れFuture Sign / 全員
昼公演ラスト、全員での憧れFuture Sign。
アニメのEDに抜擢されたこの曲をアニメ楽曲中心の昼公演ラスト、それも全員歌唱で披露するの、完全にTRUE END(2回目)。
前に367Daysがあるのがまた良い。アニメ化という夢を叶えたところから、また次の未来、「新しい夢のその先へ」と向かっていこうというコンテンツの姿勢を感じた。とびきり大好きだろうがよ。
ここで昼公演終わり。事前に告知されていたようにMCこそほぼ無かったものの、アニメの要素を要所に含んだアニメ楽曲中心のセットリストでアニメファン絶頂の内容だったと思う。
以下から夜の部。(長ない?)
夜の部
1. Stage of Star / ステラマリス
開幕Stage of Star、天才か???
開幕曲をメインユニットKiRaReではなく、ステラマリスに出来たことはコンテンツとして非常に大きな一歩だと思う。アニメ化を経て広がったリステージの世界を一曲目にして感じさせ、また、夜の部は昼の部と全く異なったものになることを予感させるという意味でも最高のインパクトを持った開幕だったように思う。
2. リメンバーズ / KiRaRe
こっちが開幕だと思ってた…。KiRaReの自己紹介曲の要素があるのでKiRaReの一曲目として最適。
イントロと自己紹介パートのベースが大好き。
3. 君とインフィニティ / オルタンシア
インフィニティが付く曲は神。
「君と、君と君と君と君と 出会えたキセキ 無限大(インフィニティ)」の指差しの振りからの2人で◯を繋げて∞を作る振り、良〜。
2番からの構成が良いよね、間奏(クラップ)→Cパート(ヘドバン)→落ちサビのところが気持ち良過ぎてひっくり返った。
4. Heroic Spark / テトラルキア
テトラルキアって意外とメロディと反してしっかり振り付けがあったりするんだよな。中でもHeroic Sparkは特にロックサウンド×アイドルの音楽生が体現されてる感じがあって凄く好き。サビの指差しの振りがとても良い。
5. STORIA / トロワアンジュ
STORIAに一生勝てない。
この曲ただでさえメッセージ性強過ぎて無理なのに、思い入れがめちゃくちゃあって絶対泣いちゃうんだよな…。
今回Cパートの表情とかめちゃくちゃ良かったんだが、Silent Dystopiaを経てより表情に深みが出てるんじゃないかなあと思う。
ラスサビでパーっと明るくところめちゃくちゃ好きです。
6. Winter Jewels / 舞菜、紫、かえ、ハク、紗由、珊瑚(※投票により選出されたスペシャルユニット)
2人組×3というユニット選抜メンバー。
紗由珊瑚が映し出された時めっちゃ沸いててそれ!となった。しかもこいつら登場時にジャンケンし出すからな。大萌。喝。
ただ、せっかくの選抜なのにそれ以外に印象的な絡みがなかったのは残念。
選曲もWinter Jewelsで驚いたものの、岩橋さんがいないWinter Jewelsか〜となったのは秘密。
7. Desert Black Flower / 式宮碧音(※以下からメドレーパート、1番のみ歌唱)
「1番!式宮碧音!歌います!」からスタート。これアニメのネタだっけ?オーディションで歌ったら全員スタンディングオベーションした、みたいなやつ。多分それ。
これはセトリを見直して思ったことだが、メドレーのソロ曲は昼夜共にステラマリスから始まってるんだよな。今回のライブはステラマリスが立ち位置的にも特に目立ったように思う。
11. T.A.I.YOU / 南風野朱莉
10.11とテトラルキアのソロ曲が続いて、10.Flavor Youthの終わりにテトラルキアのリーダーは(以下略)ネタがあり、そこから繋がって、曲頭に同様のネタを挟む繋ぎ、あっぱれ。アニメでは出番の少なかったテトラルキアだがこのリーダーネタを定番のものとして視聴者に印象付けられたのはアニメの大きな功績だろう。や、テトラルキアのリーダーは私なのですが……
12. アイノウ・アイノウ
傘を使った立ち回りが印象的。傘で悲痛な表情を隠す演出、そしてサビで地面に傘を落とし頭を抱えながらの渾身の歌唱、圧巻の一言。
フルで聴きたかったな…というのが本音ではあるにしても、何も知らない私から見てもこの1分30秒に花守ゆみりさんの魅力がギュっと詰まっていたように感じたのと同時に、花守さんの引退が本当に惜しいと感じてしまったのは本音である。
15. ミライKeyノート / ここぱんな
昼で披露したので本日2度目。ここでは岩橋さんによるソロ歌唱だった。
歌い方がいつもと異なっていたように感じられ(?)、ロボットダンスを含めて、恐らくだが、ここではここぱんなを意識しつつの本城香澄の歌唱になっていたように思う。ここは有識者に聞いてみたいところですね。サビ辺りで岩橋さんの感情が大き過ぎて(?)、押し込めたままの想いが溢れ出していたのが好ましかった(?)。
16. For you!! For みい!! / 長谷川みい(※ここでメドレー終了・以外からフル尺)
メドレーラストのフル尺曲。ここに盛り上がる曲を持ってくる構成は昼の部同様のもので、ベストな配置だったように思う。
みぃ!で指を3本立てる振りが分かりやすく印象的で初披露でも乗りやすい曲になっていた。
ステージを駆け回り煽りまくる空見ゆきさんのパフォーマンスはまさに長谷川みいそのもの。体力的に限界が見えてきた中でのこの曲だったので、無事もう終わりだみぃとなった。
17. 月影のトロイメライ / トロワアンジュ
月影のトロイメライ、月影のトロイメライか〜という感じだった。この曲はベースが最高なので生バンで聴けたのは良かった。
サビ終わりに背を向けて天使の羽を模した振りが入るのがこの曲のポイントなのだが、今回の新衣装は袖がシースルーになっており、背を向けた際に袖がライトで照らされて羽のように見えたのがナイスデザインだった。
18. Seventeen Feels / テトラルキア
トロイメライからの繋ぎとして完璧。序盤のアコースティックパートからサビで一気に盛り上がるので、ここでまたひとつギアが上がっていたと思う。
生バンではここが初披露だと思うのだが、序盤、アウトロのアコースティックパートではアコギを使ってて、途中でギターを変えていたのが凄いと思った。
あと間奏のソロダンスパートが良い。特に高柳さんのスタイルを活かした大胆なダンスは見事だった。
これは完全にどうでもいい話(n回目)だが、1番サビ前あたりから我慢出来なくなって多動しちゃうのやめたい。
19. Time and Space / ステラマリス
岬珊瑚センター!?!?!?!?!?
この曲が岬珊瑚センターなの初めて知りました。はぁ岬珊瑚ちゃん……。
20. 宣誓センセーション / KiRaRe
この曲、8話の特殊EDで使われていたので昼の部で使った方が良いのでは…と思ったのが本音。昼の部のKiRaReの曲だけを追うとステレオライフからOvertuRe:まで一気に飛んだイメージがあるんだよな。
まあそれはそうと大好きな曲なのでめちゃくちゃはしゃいだ。(脳死)
ここまでJoy Joy JoyなNumberでKiller Killer Tuneな曲なかなかないぜ。
21. Sinfonia /トロワアンジュ
ここから最終ブロック。
Sinfoniaと言えば2ndライブでトロワアンジュのトリを飾った曲だが、ここでも同様だった。
異なる点はと言うと今回は黒衣装での披露だったことである。このSinfoniaで阿部さんがイメージとして挙げていた「ジャンヌダルク」がSilent Dystopiaのイメージへと繋がり、黒トロワと結びついたというエピソードがあり、そういう点でも黒衣装での歌唱が見れて嬉しかった。
Cパートの時計回りに回る振りやサビ終わりの十字架を描く振りが良いよね…あとラスサビの最後でユニゾンするところ最高……余りの声量に日本海を越えてロシアまで吹き飛ばされた。
22. Fearless Girl / テトラルキア
テトラルキアで1番好きな曲と言えばFearless Girlと即答するくらいには好き。
この疾走感と多幸感、そして絶対的な肯定感、最高。2番サビの「瞬き出来ないくらい煌めいた毎日がワクワクで加速してゆくよ」って歌詞がめちゃくちゃ好きなんだけど、誰も共感してくれなくて悲しい。瞬き出来ないくらい煌めいた毎日をワクワクで加速させてみたい人生だった…。
23. 恋はフュージョン/ ステラマリス
求めてるの私の恋はフュージョンでぇ……………。
この曲、生バンがめちゃくちゃ映える。俊龍以外のステラマリスも良いんだぞって声を大にして言いたい。
俊龍と言えば今回Secret Dreamが無かったのが残念だったが、恋がフュージョンが無かったら無かったで恋はフュージョン無しか…とか言ってたと思う。ステラマリス楽曲群の層の厚さを実感した。今の侍ジャパンより層が厚そう。
24. キラメキFuture / KiRaRe
昼の部アンコール前ラストがOvertuRe:だったので、まあここはこれだろうと予想はしてた。アニメ順から言うと逆なので、このセトリ構成は実に興味深い。
私の見解を書いておくと、昼の部がアニメ化という夢を叶えたことへの祝福、夜の部はそこに至るまでとその先の未来に向けたものになっているのではないかと思う。こちらについては後述します。
タイトルの通り、このキラメキFutureは未来のキラメキを歌った曲だ。ある日夢見た未来、アニメという夢。彼女達は今、その夢の中にいる。
そして、だからこそ、彼女達はまたその先にある未来の輝きを信じて歩いていける。叶えた軌跡、過去が彼女達の未来を照らす。そんなリステージの歩みを感じさせるものになっていたように思う。
25. Dear マイフレンド / オルタンシア
ここはもう多くを語る必要はないだろう。というか何も言えないというのが正しい。涙を流す場面もあったが、最後は笑顔でこの瞬間を迎えられて良かった。
いつだってほらココロはひとつ。
花守ゆみりさん、本当にお疲れ様でした。
ここで一旦締め、昼の部同様の告知があり、加えて花守さんへ花束を贈る一幕もここだったかな。
そしてアンコールへ。
EN1. Don’t think, スマイル!! / KiRaRe
本日2回目のDon’t think, スマイル!!。キラメキFutureの先にはスマイルがあるんだよな。
リステージの未来は明るい、この先も笑顔で進んでいこう。そんなメッセージなのだと感じた。
EN2. ハッピータイフーン / 全員
ハッピーなタイフーン!?!?!?!?!?
アンコールラストはStartin' My Re:STAGE!!で締めると予想していた人も多いことだろう。少なくとも私はそう思っていた。恐らくStartin' My Re:STAGE!!という曲は私達の知らないところで信じられないほど大きく、重い曲になっているのだろうと思う。
さておき、ここでのハッピータイフーンの起用は完成に予想外だったのだが、振り返って見ればとても意味のあるものだったように思う。
リスナーへのメッセージ性が強いこの曲を全員で歌うことの意味。それはリステージというコンテンツが全てを巻き込んで未来へと進んでいくこと。そして、それがひとつの風になり、誰かの背中を押していかんとすることを意味する。また、花守さんを送り出す曲としても機能しており、それを含めてリステージの未来への表明なのだろうと感じた。
以上、レポでした。思いの外長くなりましたが、実はここからが本題です。
ライブを終えて───総括
・言葉ではなく楽曲で語るライブ
冒頭でも書いたように、今回のライブはMCがほとんどなく、時間の許す限り楽曲を詰め込んだ楽曲を最優先にしたライブになっていた。
思えば、1年前の2ndライブでも4時間越え休憩無し全35曲の鬼セトリで当時あった全楽曲を披露しており、このライブスタイルは今に始まったことではないのだろう。
また、最近ではSpotifyやアニュータ等でのサブスク配信を積極的に行っており、リステージがコンテンツの強みとして楽曲を全面的に押し出しているのは明白だ。
本ライブでは、そんな「音楽を最優先としたライブ」という、謂わばリステージらしさとも言えるこのライブスタイルを崩すことはせず、アニメを経て尚、これまでのリステージのライブの在り方を貫いた。それは、コンテンツの一貫性、普遍性をひとつ証明することとなり、今後もこのスタイルでやっていくという意思表示なのだと感じた。
・アニメの集大成としてのライブ
勿論、アニメ後のライブとしての要素が皆無だった訳ではなく、アニメ映像をバックにアニメの振り付けを再現するなど、楽曲を最優先にしつつもアニメとのリンクを感じられるものになっていた。
MCがほとんど無かったので、アニメ楽曲を含めてアニメについて語ることはなかったが、アニメを経てバックボーンを広く伝えられたからこそ、楽曲のみのライブで観客に思考を委ねることができ、「楽曲で語る」というライブを可能としたのかもしれない。
それが功を奏してか、"楽曲を最優先としたこれまでのリステージのライブ"と"アニメの集大成としてのリステージのライブ"という2つの軸が見事に合わさったライブを実現し、アニメから入った新規ファンだけでなく、これまでを知るファンにも満足のいくような、中々に洗礼されたライブになっていたように思う。
・ライブテーマ「Reflection」について
ちなみに裏話ですが、LIVEのサブタイトル「Reflection」は、直訳すると「反射」「反映」などの意味があり「アニメのステージをリアルのステージに反映する」とか「ステージや皆さんの"熱"を反射させて会場のボルテージをあげる」みたいな、そんなイメージと願いを込めてつけました!(PC椿本)#リステ
— Re:ステージ!公式 (@rst_project) 2019年11月18日
今回のライブタイトルである「Reflection」についてだが、これは「反射・反映」という意味の言葉で、これが大きなライブテーマとしてあらゆる要素で掛かっていた。
実は上に書いた2つのライブ性もReflectionというライブテーマと重なっており、公式のツイートにもあるように、「アニメを反映させる」「会場の熱を反射させる」という意味で2つのReflectionがライブに取り入れられていたことはまず間違いないだろう。
アニメの集大成としての新たなライブと楽曲を最優先としたこれまでのライブを融合させ、今のリステージの魅力を存分に発揮させたライブの形、それがひとつのReflectionの意味であり、これがより顕著に表れていたのはアニメ楽曲が中心だった昼の部だ。
対して夜の部。夜の部では事前に告知されていた通り既存曲が中心のセットリストになっていた。
KiRaReの「リメンバーズ」「宣誓センセーション」、ステラマリスの「Stage of Star」「恋はフュージョン」、トロワアンジュの「STORIA」、テトラルキアの「Fearless girl」など、既存曲の中でも各ユニットの代表曲とも呼べる曲を散りばめることで、リステージの歩み、これまでを感じさせつつも、クライマックス、アンコールでは「キラメキFuture」「Don’t think, スマイル!!」「ハッピータイフーン」といった新たな曲達でリステージの未来を描いた。
そこには過去を大切に未来へ進んでいこうというリステージの意思表示、そして、その先に待つ明るい未来への誓いが感じられた。
そこに夜の部のReflectionがあるのではないかと私は思う。
今といういつかの未来が輝いているのは、過去の歩みがあるからこそであり、また、過去があるからこそこの先に待つ輝かしい未来を信じて歩いていける。新旧の楽曲を効果的に使うとで、リステージの過去と未来を体現した夜の部。
そんな過去と未来の繋がり───"反射"が夜の部におけるReflectionなのだ。
・リステージの未来、もうひとつのReflection
アニメ化というひとつの夢を叶え、駆け抜けた今。リステージというコンテンツが、1つ大きな節目を迎えていることは間違いないだろう。 では、リステージはこの先どのような未来に向かっていくのだろうか。
これまでのリステージがどのようなコンテンツかと言われれば、私は「KiRaReの夢を応援するコンテンツ」だと思っている。いや、思っていた。
コンテンツ全体でKiRaReの夢を応援し、その中でKiRaReの成長や夢を叶えていく姿を見て、感動したりする。それが、これまでのリステージというコンテンツのひとつの在り方だった。
これを強く感じられたのは2ndライブだ。アニメ化が発表された瞬間、涙を溢すKiRaReのメンバー。そしてそのKiRaReにかけられた沢山の祝福の言葉。ファンだけでなく、スタッフ、他のユニットのメンバーを含めたコンテンツ全体がアニメ化という夢を叶えたKiRaReを祝福していた。そこには「KiRaReの夢を応援するコンテンツ」のひとつの集大成があったように思う。
そして、3rdライブ。アニメの集大成としてのライブを駆け抜けた今、「KiRaReの夢を応援するコンテンツ」は本当の意味で終わりを迎えた。
ここで注目したいのは夜の部アンコールラスト、全員で披露された「ハッピータイフーン」だ。
このハッピータイフーンという曲は2ndライブでアニメ化が発表されたときにサプライズで披露された367Daysの次のKiRaReのシングル曲であることは言うまでもない。そんなこの曲は「背中を押す」ことが大きなテーマになっている。 コンテンツ全体に応援され、ここまで来ることが出来たKiRaRe。そんなKiRaReだからこそ歌える「背中を押す」歌。それがハッピータイフーンなのだ。
そんなこの曲を3rdライブの最後の最後に全員で歌ったこと。そこにリステージの新たな未来があるのではないだろうか。
牧野天音さんが最後の挨拶でおっしゃっていた「夢を届けたい」「皆さんの夢を後押し出来たらいいな」という言葉。そしてハッピータイフーン。
「KiRaReの夢を応援するコンテンツ」だったリステージは夢を叶えたことで1つの終わりを迎えた。そして、そんな夢を叶えたリステージだからこそ、本当の意味で誰かの背中を押すことが出来る。
リステージは「KiRaReの夢を応援するコンテンツ」から「誰かの夢を応援するコンテンツ」へと変貌を遂げたのだ。
また、全員歌唱したという点も忘れてはならないだろう。これはKiRaReだけではなく、全ユニット、リステージ全体が一丸となって「誰かの夢を応援する」という新たな未来に向かっていくことを示しているのではないか。そう考えると、今回ソロ曲を全曲披露したことや、ワンマンライブの発表なども意味があるように思えてくる。リステージの全員、18人全員で進んでいこうというリステージの意思表示がそこにはあったように思う。
これこそがアニメ化を経て示したリステージの新たな未来であり、この先リステージは「誰かの夢を応援するコンテンツ」として"全員"で進んでいくのだろう。
そして、多くの人に応援されながら夢を叶えたリステージが今度は誰かの夢を応援するということ。ここにもうひとつのReflectionがあると私は思っている。夢の反射としてのReflectionだ。
これがこのライブで「誰かの夢を応援するコンテンツ」としてリステージが見せたもうひとつのReflectionなのだ。
それを踏まえると前述した「楽曲で語るライブ」との結び付きも見えてくる。
思えばアニメ本編、舞菜がアイドルを再び目指すきっかけとなったのは何だったか。また、紗由が、かえが、香澄が、みいが、瑞葉が、心を動かされた瞬間。9話で紗由がアイドルに反対する親を説得したとき、12話で碧音が舞菜の想いを受け決別を自覚した瞬間、一度はKiRaReのステージを前に帰りかけたステラマリスのファンがKiRaReの色に染まった瞬間もそうだ。
そう、そこにはいつも歌があった。歌には人の心を動かす力がある。言葉だけでは届かない想いも、歌でなら届けることができる。
また、楽曲は聞き手それぞれの想いに起因し、聞き手によって違った意味を持つものだ。歌っている彼女達のものでありながら、聞き手のものでもあると私は思う。そんな多様性、メッセージ性を持ったもの、歌い手だけでなく、聞き手の想いをも"反射"するものが音楽であり、だからこそ、聴く人の心を動かすことが出来るのだろう。
アニメでも示されているこのリステージにおける音楽の立ち位置はリアルのライブにも反映されており、だからこそリステージは「楽曲で語るライブ」を貫いたのではないだろうか。
「人の心を動かすことが出来る楽曲」で「誰かの夢を応援するコンテンツ」として"全員"で未来へと向かっていく。リステージの未来へのReflection──これが3rdライブで示したリステージの新たな姿なのかもしれない。
最後に
ってことで、いや〜〜〜〜、、、Re:ステージ!PRISM☆LIVE!3rd STAGE~Reflection~………良いライブだったな…………はい。
偉そうに長々と語ってしまったが、これはあくまで私の妄想であり、言ってしまえばただの深読みである。だが、深読みしちゃうのがオタクの性というものだろう。また、今回のライブに関しては散々言ったように楽曲で語るライブだったこともあり、受け取り方も様々あって良いだろう。良いよね?OK、了解。
何にせよ、今リステージが大きな転換期を迎えていることは間違いない。しかしながら、牧野さんが言っていたようにここはまだ「序章」である。
この先、リステージがどのような未来へと向かっていくのか、私も1人のファンとして見届けていきたい所存だ。
これまでリステージのライブに参加したことのない方も是非一度足を運んで頂き、リステージの世界を体験してみてほしい。
以上。
ホントはもっと短く纏める予定だったのだが、書いてるうちにあれやこれやと感想が湧いてきて、ついうっかり16000文字越えの怪文書を書き上げてしまった。ここまで読んでくれた方はよっぽど暇だったのでしょう。(お付き合い頂きありがとうございましたの意)
という訳で、ここまで読んで頂きありがとうございました。
それではまたワンマンライブで……
おわり。